自然との共存
皆さん、こんばんは🌙
いかがお過ごしでしょうか??
私は暑すぎてバテ気味です😂
お互い熱中症には気をつけましょうね!
さて。
私は大の動物好きで人間より動物相手の方が楽ですし、轢かれそうになっていたワラジムシをそのまま飼育するぐらい生き物全てが好きなのですが…笑
(強いて言えばダニとクモだけ苦手です…)
それが高じて大学では野生動物の生態学や行動学をメインとした環境学の勉強をしていました。
そこで環境との共存が改めて難しいことなんだなと思ったんです。
私が住んでいる北海道ではエゾシカというシカがいるのですが、近年では数が増えてきておりエゾシカによる農作物の被害が令和3年の時点で45億円になるそうです。
シカが増えることで農作物の被害や交通事故が増える…というのは目に見えて分かるのですが実は他にも問題がありまして。
それは
【シカによって植生(その地域に生息している植物)が変化している】
というもの。
というのもシカたちにも好きな植物があり、その好きな植物ばかりを食べるので…。
あくまで例えになりますが、元々10種類の植物があった山がシカの増加により3種類まで減ってしまった…なんてこともあるみたいです。
しかも雪があって草が食べられない間シカたちは樹皮を食べるのですが、樹皮がないと木は枯れてしまうので木も枯れてしまうんですよね。
ということは
シカが増える=木が枯れ、植物が減る
ということに繋がるわけです。
木が枯れてしまうと山に住むような鳥や昆虫は生きていけません。
植物の減少もシカの好物の植物をエサとする昆虫がいたらその昆虫にもダメージがいきます。
虫嫌いな人が多いので「虫が減るの!?ラッキー★」と思う人もいるでしょうが…。
虫がいなくなれば受粉ができなくなるので実がならなくなりますし、虫を食べる動物(鳥類、両生類、爬虫類)は餓死してしまいます。
ということで生態系や自然を守るためには増えすぎたシカを減らす必要がある=狩猟をする必要があるということから狩猟の講義もあり、実習では狩猟免許を持っている先生がその場で仕留めたシカをみんなで捌いて肉はその日に頂く…なんていう実習までありました。
ちなみに私はそのあと狩猟免許まで取ったという…笑
(大学を卒業したあと狩猟とは無縁の生活を送っていたので資格の更新はしませんでしたが💦)
私は狩猟は必要なことだと思うので(もちろん遊びとして殺すのはナンセンスです)大学での学びは為になるものばかりだったなと思うのですが…それでも大学には動物愛護◯体から苦情の電話がしつこくかかってきたそうです。
当時、生態学の先生が「俺らは"本当の"動物好きとして将来の生態系や自然のことを考えて行動しているだけだ」「環境破壊してきた人間の尻拭いをしているだけなのに何で文句を言われなきゃいけないんだ」と講義中に愚痴っていたのを未だに覚えています。
もちろん愛護団◯の方たちも動物を大切に思ってはいるのでしょうが…。
木を見て山を見ず、とはこのようなことなのかなと私は思ってしまいます苦笑
当時このことをとある神様に話したときにその神様は『自然のバランスを保つためにやっているのだから悩む必要はない』『むしろ自然の摂理を学ぶのは良いことだ』と私が学んでいることを肯定して下さりました。
神様は肯定して下さっても、同じ人間には非難される…。
自然と共存するためには私が学んできたことと、木を見て森を見ない人たちのどちらの考え方が正しいのでしょうかね??